本日は、私がよく聞かれる項目である、時計の流通市場に関して紹介させて頂きたいと思います。
取り扱われる商品、経路や販売方法をまとめると、次のようになります。
用語に関して、捕捉させて頂きますと、
正規代理店とは、所謂ブティックであったり、百貨店の中に個別スペースを持っていたりする、対面販売を主軸に置いた、時計メーカー公認の販売店です。接客等丁寧な場合が多く、新作発表時や年末には催し物が企画されることもあります。
一つのブランドを、長く購入したいと考える場合は、利点が多いかもしれません。欠点としては、価格が高いこと、ブランドや購入できる時計の種類が少ないことが挙げられます。
元々正規代理店は中古や委託品等を全く取り扱っていなかったのですが、B○ST新宿さんを皮切りに、N○ ONEさん等が取り扱っております。
並行輸入店とは、基本的に正規代理店以外の全ての店舗と捉えても良いかもしれません。E○ANCEさんや宝○広場さん、タ○ムトンネルさん、コ○兵さんは並行輸入店です。1990年前後はサービスやメンテナンスに問題があるお店も多かったのですが、近年は正規店に近づく、顧客目線の体制が確立されつつあります。
利点は価格が安いこと、在庫の有無・価格等の情報の更新が早いこと、一つのお店で様々な商品を見られることでしょう。欠点は、サービス内容とアフターケアの心配が少しあることです。
委託品とは、中古品の一種です。持ち主が販売店のスペースを借りて自分の時計を売るというイメージを持って頂ければわかりやすいかと思います。
中古品は、販売店が持ち主から時計を買い取り、マージンを乗せて自社で販売されるか、再転売されます。委託品は、販売価格を自分で決めることが出来、販売店にマージンを払わなくてよいかわりに、場所代を払わなければなりません。
日本は販売形態によって上記のように明確に分かれておりますが、海外の場合は正規と並行輸入がわかれていない場合も多いです。どういう経路で購入しようが、時計のブランドそのものの儲けは大きく動かないからでしょう。もちろん、品格やイメージを保つために、ターゲットの国にはブティックがあります。ブティックでは日本で言う正規品が売られております。
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