そもそも機械式時計の仕組みは、チョロQ(1*)に似ています。
チョロQでは、手を放した直後は速度が速く、次第に遅くなり止まってしまいますが、機械式時計においては、調速機構である脱進機(2*)を搭載することにより、止まるまでの速さを一定にしています。
パーツごとのお話は次回以降に置いときまして、とりあえず手巻きの機械式時計を例に、全体がどう繋がっているのかお見せしたいと思います。
図1. シンプルな機械式時計の歯車の繋がり
Seekers様, maintenance page より引用
上図のようなレイアウトですと、無駄にスペースを取ってしまうため、実際は下図のようによりコンパクトなレイアウトになっております。
Cube box様、機械式時計の構造より引用
図1.と図2.を比較して頂けると、図2.のレイアウトの方が、カナを利用することによりコンパクトにまとめられていることが、お分かり頂けると思います。
全体的な歯車のレイアウトには、スペース、エネルギーの効率性、針飛びの問題、見た目、メンテナンスのしやすさまで、様々な観点が絡んでおり、例外はあるものの、基本的な繋がりは
上記に示しているものとは変わりません。
1*:Takara Tomy様より発売されている、車体を引いて手を放すと走る玩具です。)
2*:ガンギ車、アンクル、テンプ一式を脱進機と呼びます。
上記に示しているものとは変わりません。
1*:Takara Tomy様より発売されている、車体を引いて手を放すと走る玩具です。)
2*:ガンギ車、アンクル、テンプ一式を脱進機と呼びます。
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