1.自動巻き(フルローター)
図1.の一番大きな金色のパーツがローターです。本図のムーブメントは18金製のローターを用いています。ムーブメント全体の径(1*)とローターの直径が等しいので、フルローターと呼ばれることもあります。
自動巻きの時計を、実際に腕にはめて生活しますと、ローターが動き、香箱車を巻き上げることによって動力を貯めることが出来ます。
自動巻きの時計には、手巻きで巻き上げることが可能なムーブメントも存在します。
図1.Patek Phillipe社(2*)の1950年代のムーブメント(3*)
時計好きの部屋 あきら様より
2.自動巻き(マイクロローター)
図2.の機械の右側にある、金色の波上の装飾がされているおパーツがローターです。本図のムーブメントは22金製のローターを用いています。ローターの直径はムーブメントの径の半分に少し満たない大きさしかありません。このような大きさのローターはマイクロローターと呼ばれます。
マイクロローターは、フルローターと比べると巻き上げ効率が低い代わりに、省スペース化が可能です。(図2.の写真のモデルは、二番車が中心にある為、マイクロローター搭載のムーブメントとしては少し厚い。多くは、二番車がオフセットされています。)
図2.Laurent Ferrier社(4*)のGalet Micro-Rotorの裏
Quote:Watches by SJX, Hands-On with the Laurent Ferrier
Galet Micro-Rotor (live photos and pricing)
1*:直径:27mm,、厚み:5.4mm、5.5振動(18,800/時)のムーブメント
2*:パテック・フィリップ社。世界三大高級時計メーカーの一社。愛好家・顧客には著名人も多い。
3*:Cal 12'600AT、1953-1960の8年間、7100個製造
4*:ローラン・フェリエ社。
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